アルミダイカスト金型のエア漏れ検査の時短&検査精度UP

某自動車メーカー  

アルミダイカスト金型の出荷前検査において、圧力保持試験中(0.5~0.6MPaで15分間)の圧力低下が確認された際、漏れ箇所の特定に時間がかかることが課題となっていました。

産業用音響カメラ LL-CRY-8120

「LL-CRY-8120」は200個のマイクを搭載し、業界最高峰の検知精度を誇る産業用カメラです。この装置を用いて、0.55MPaで15分間の保持試験中に圧力低下率が異なる3つの漏れ箇所を作成し、テストを実施しました。その結果、全ての漏れ箇所の可視化が可能であることが確認できました。

「LL-CRY-8120」を導入してからは、200個のマイクを搭載した高精度な音響検知能力により、漏れ箇所を迅速かつ正確に可視化できるようになりました。これにより、従来の方法では見逃しがちだった微細な漏れも確実に検出でき、品質管理の精度が飛躍的に向上しました。
さらに、漏れ箇所の特定に要する時間が大幅に短縮されたことで、作業工程全体の効率化が実現しました。これまで数時間を要していた検査が、わずか数分で完了するケースもあり、生産スケジュールの柔軟性が増しました。また、検査結果のばらつきが減少し、作業の平準化が図られたことで、スタッフ間の連携もスムーズになりました。