スチームトラップ診断で省エネ推進!

スチームトラップ診断で省エネ推進!

本日は、バルブ内部リーク診断機「バルブセンス」のスチームトラップ診断機能をご紹介します!
バルブ内部漏れだけじゃない!
1つのスチームトラップの診断にかかる時間はわずか1分以内。

ご紹介前に簡単にスチームトラップと蒸気について、解説させていただきます。

VALVE SENSE(バルブセンス)について

バルブセンスは、超音波検査 (AE) テクノロジーを利用した漏れ検出のためのモバイル検査システムです。
ソフトウェアが検査手順をガイドしますので、そのガイドに従うだけで簡単に検査することが可能です。
センサー信号を分析し、アルゴリズムと人工知能 (AI) を活用して現場で即時に漏れを判断します。
スタンドアロンの評価ツールとして、またはバックオフィスのクラウドベースのパッケージを利用して複数のテストを保存し、時間の経過によるバルブ・スチームトラップの傾向を把握することができます。

バルブセンス(スチームトラップ診断)使用イメージ

1.スチームトラップの役割と重要性

スチームトラップは、蒸気システムにおいてドレン(水分)を排出し、蒸気を保持する自動弁です。適切に機能することで、システムの熱効率を維持し、省エネに貢献します。

スチームトラップは、蒸気設備の至る所に設置されており、ドレンを迅速に排出し、蒸気の漏れを防ぐ役割を担っています。しかし、経年劣化や不具合により、蒸気漏れが発生すると、エネルギーロスや燃料費の増加、さらにはCO₂排出量の増大といった問題が生じます。そのため、スチームトラップの適切な管理と診断が重要となります。  

2.蒸気漏れの影響と診断の必要性

蒸気漏れは、エネルギーロスやコスト増加の主な原因となります。バルブセンスにより、定期的なスチームトラップ診断により、これらの問題を未然に防ぐことが可能です。

蒸気システムにおけるエネルギーロスの約25%は、配管での放熱や蒸気漏れによるものとされています。  特に、スチームトラップの不具合による蒸気漏れは、年間で数十万円の損失を招くこともあります。  定期的な診断を行うことで、蒸気漏れの早期発見・修理が可能となり、エネルギー効率の向上やコスト削減に繋がります。

3.スチームトラップ診断の方法と効果

スチームトラップ診断では、専門家が現地で蒸気漏れの検査を行い、不良率や熱損失額を評価します。これにより、効果的な省エネ対策を実施できます。

診断では、スチームトラップの入口と出口の温度差や音響測定などを用いて、正常な動作を確認します。不具合が見つかった場合、交換や修理の優先順位を決定し、適切な対策を講じます。これにより、蒸気システム全体の効率向上とエネルギーコストの削減が期待できます。

4.スチームトラップの選定とメンテナンスのポイント

適切なスチームトラップの選定と定期的なメンテナンスは、蒸気システムの効率維持に不可欠です。

スチームトラップを選定する際は、蒸気漏洩量が少なく、省エネ性能に優れた製品を選ぶことが重要です。  また、定期的な点検・診断を行い、劣化や不具合を早期に発見・対応することで、長期的なエネルギー効率の維持とコスト削減が可能となります。

まとめ

•スチームトラップは、蒸気システムの効率維持と省エネにおいて重要な役割を果たします。
•定期的な診断と適切なメンテナンスにより、蒸気漏れを防ぎ、エネルギーロスやコスト増加を抑制できます。

省エネ推進担当者や保全担当者の皆様は、スチームトラップの定期的な診断と適切なメンテナンスを実施することで、エネルギー効率の向上とコスト削減を目指すことができます!