工場内の制御盤や電気設備では、長期間の稼働や振動などによって端子部に緩みや接触不良が発生することがあります。異常を放置すると発熱や設備停止などにつながる可能性があるため、定期的な点検が必要でした。「端子の緩みをどう見つけるか」「接触不良をどう早期に発見するか」——本記事では、某食品工場が音響カメラ「アルゴリーク(AL64)」を活用し、端子の緩みや接触不良に伴う異常を「見える化」した背景と効果をご紹介します。

この事例のポイント

  • 端子の緩みや接触不良に伴って発生する放電などの異常超音波を捉え、音の発生箇所を画面上で可視化
  • 多数の制御盤を一つずつ確認する前に、異常が疑われる箇所を効率よく絞り込める
  • 制御盤を稼働させた状態で撮影し、端子接続部付近に強い超音波反応を確認
  • エア漏れ改善による省エネ対策と、電気設備の予知保全の両方に1台で活用できる

制御盤の端子の緩み・接触不良の点検でお困りですか?

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業種
某食品工場
点検対象
工場内の制御盤・電気設備(端子接続部)
課題
多数の制御盤を一つずつ確認するには時間がかかる。初期段階では温度変化が小さく、異常を発見しにくい
目的
端子の緩み・接触不良に伴う異常の早期発見
使用製品
音響カメラ「アルゴリーク(AL64)」

制御盤の端子の緩み・接触不良とは|発熱や設備停止につながるリスク

工場内の制御盤や電気設備では、長期間の稼働や振動などによって端子部に緩みや接触不良が発生することがあります。

異常をそのまま放置すると、発熱や設備停止などにつながる可能性があるため、定期的な点検が必要でした。

課題|端子の緩み・接触不良の見つけ方|目視・増し締め・サーモグラフィだけでは難しい

某食品工場様では、従来、目視確認や増し締め、サーモグラフィによる温度確認などを行っていました。しかし、次のような課題がありました。

  • 点検に時間がかかる — 多数の制御盤を一つずつ確認するには時間がかかる。
  • 初期段階の異常を見つけにくい — 初期段階では温度変化が小さく、異常を発見しにくいケースもある。

そこで弊社では、音響カメラ「アルゴリーク(AL64)」を活用した電気設備の点検を提案しました。

解決策|端子の緩み・接触不良の兆候を音響カメラ「アルゴリーク(AL64)」で可視化

アルゴリークは、エア漏れによって発生する超音波を可視化するだけでなく、端子の緩みや接触不良に伴って発生する放電などの異常超音波も捉えることができます。

カメラを設備に向けるだけで音の発生箇所を画面上で可視化できるため、制御盤内の多数の端子を一つずつ確認する前に、異常が疑われる箇所を効率よく絞り込むことができます。

  • 異常超音波を可視化 — 端子の緩みや接触不良に伴って発生する放電などの超音波を捉え、音の発生箇所を画面上で確認できる。
  • 向けるだけで確認できる — カメラを設備に向けるだけで音の発生箇所が分かるため、点検対象を絞り込みやすい。
  • 設備を止めずに確認できる — 制御盤を稼働させた状態のまま撮影して、音の発生箇所を確認できる。
  • 1台で2つの用途に活用 — エア漏れの発見・改善による省エネ対策に加え、電気設備の予知保全にも活用できる。
比較ポイント 従来の点検方法
(目視・増し締め・サーモグラフィ)
音響カメラ アルゴリーク(AL64)
初期段階の異常検知 初期段階では温度変化が小さく、異常を発見しにくいケースもある 端子の緩みや接触不良に伴って発生する放電などの異常超音波を捉えられる
多数の制御盤の点検 多数の制御盤を一つずつ確認するには時間がかかる カメラを向けるだけで音の発生箇所を可視化し、異常が疑われる箇所を効率よく絞り込める
1台でカバーできる範囲 電気設備の点検手段として、目視確認・増し締め・温度確認を実施 エア漏れによる省エネ対策と電気設備の予知保全の両方に、1台で活用できる

導入効果|制御盤の点検工数を削減し、設備トラブルを早期発見

エア漏れ改善による省エネ対策に加え、電気設備の予知保全にも活用できる点を評価いただきました。

制御盤を稼働させた状態で撮影したところ、端子接続部付近に強い超音波反応を確認。異常が疑われる箇所を絞り込んで点検できるため、点検作業の効率化や設備トラブルの早期発見につながりました。

  • 点検作業の効率化(工数削減) — 異常が疑われる箇所を絞り込んで点検できるようになった。
  • 設備トラブルの早期発見(異常検知) — 端子の緩みや接触不良に伴う異常を早い段階で捉えられるようになった。
  • 省エネ対策と予知保全の両立 — エア漏れの発見・改善と電気設備の異常検知に、1台で活用できる。

まとめ|端子の緩み対策には「音響カメラ(超音波カメラ)」という選択肢

端子の緩みや接触不良は、初期段階では温度変化が小さく、目視や増し締め、サーモグラフィだけでは見つけにくいことがあります。音という切り口を加えることで、異常が疑われる箇所を絞り込んでから点検するという進め方が可能になります。

アルゴリークは、エア漏れの発見・改善だけでなく、端子の緩みや接触不良に伴う放電など、電気設備の異常検知にも活用できます。1台で省エネ対策と予知保全の両方に活用できることも、大きなメリットです。

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